2018.12.17(月)
- 後悔しない写真撮影について
結婚写真の修正は可能か?後悔しないための予備知識
写真をキレイに残したい
もっと細く見せたい。肌をキレイに見せたい。
そう思うのは当然のことですよね?
では、どこまでそうしたいか?と言われるとどこまでも欲張ってしまうもの。
そんなときに頭に浮かぶのが「写真の修正」ではないでしょうか。
iPhoneアプリやプリクラなどでも簡単に「修正」が行えるわけですから、プロなら可能なのでは?なんて思いますよね。
今回は、修正を中心に編集や仕上げとの違いなどをご案内したいと思います!
修正はとても大変な作業
ここで言う「修正」と呼ばれる内容は、例えば「腕を細くする」「体を細くする」などに始まり、背景に写ってしまった通行人を消したりする「余計なものをなくす」その逆の「なかったものをあるようにする」などが該当します。
つまり、「現実とは違う状態にすること」のように考えてください。
実は、これらの作業は自然に見せようとすると非常に手間がかかります。
もちろん、もっと時間や手間をかけない場合もたくさんあります。
しかし、「プロが自信を持って外に出せる品質」を確保するために彼らはそれだけの手間をかけます。
非常に自然で、ぱっと見てもそんな手が入っているとは思えないように仕上げるのです。
iPhoneやプリクラは一瞬でできますが、それだけ雑に行っているということですね。
実際、目の大きさがすごいことになったり、背景がゆがんだり、肌なんかプラスチックみたいになったりしますよね。
もし、あなたがご自分の写真をちゃんと修正したいのでしたら、
細くしたのがバレバレな写真や肌がのっぺりするまで塗りつぶしたような写真は望まないはずです。
ブライダルにおける修正
ブライダルではスナップで写真を残すと枚数は数百枚に及びます。
これら全て修正を行うと、時間もかなり掛かるものです。
実例では半年かかっているのを見たことがあります。
そのため、追加料金が発生したり、そもそも修正は受け付けない、という写真業者も多いのです。
大事なことは「魔法のようになんでも可能ではない」ということです。
写真編集アプリや写真ソフトのCMのように一瞬で修正できるのは状況次第で、それを判断するには高い技術と知識が必要です。
あとからどうにでもなる、と考えて依頼してしまうと後悔することになりかねません。注意しましょう。
会社の理念によって違う境界線
ここまでは修正は非常に大変で、依頼するならお金がかかる場合が多い。
という内容でしたが、全部が全部そうなのではなく、もともと修正前提で撮影するような内容もあるのです。
修正込みでもともと考えられているプラン
例えば、「モデルさんを撮影した広告のような超ハイクオリティ仕上げ!」みたいに謳っている商品や
幻想的な風景で撮影できる「非現実感」をセールスポイントにしている商品もあります。
つまり、「修正込みのプラン」をもともと売っている場合です。
写真の状態によって適用できる方法かどうかというのがケースバイケースなので明言できない場合がほとんどですが、そういったライトな修正なら要望に答えてくれるカメラマンもいます。
あるいは、どうしても「やけど」や「けが」の跡があるのが気になる。
内斜視なのでどうにかしたい。・・・など、仕方ない事情の場合はある程度叶えてあげたいというのが写真屋側の気持ちだったりします。
つまり、大げさに言えば判断は会社の理念によります。
この判断基準は非常に技術的な判断が多く含まれ、プロでも判断が難しいくらいです。
魔法のようになんでも可能ではないけど
状況によっては可能
判断は商品や理念によるから
依頼する会社はちゃんと選んで事前に相談しようという感じです。
後悔しない、皆様の良い写真選びの参考になれば幸いです。