2019.01.29(火)
- 演出・アイテム・DIYについて
神前式をするなら知っておきたい!「三々九度」の持つ素敵な意味と、綺麗に魅せるコツ
こんばんは!
湘南ウェディングカウンタ― 友永です。
本日は、神前式ではマストの儀式
『三々九度』のお作法やどんな由来か???
をお伝えします。
神前式の儀式の一つ「三々九度」
神前式の儀式の一つ「三々九度(さんさんくど)」。
三々九度の盃は別名「三献の儀(さんこんのぎ)」
「三々九度の盃(さんさんくどのはい)」
「夫婦固めの杯」とも呼ばれています。
三々九度とは、新郎新婦がお酒を酌み交わす儀式のこと。
和婚を予定している花嫁さんなら
一度は聞いたことがあるとは思いますが…
三々九度の「意味」は詳しく知っていますか?
どんな事をするかはなんとなく知っていても、
意味まで知らない!という花嫁さんも多いかも。
そこで今回は三々九度の意味や流れ、やり方、
そして作法や綺麗に飲むコツなどをお伝えしていきます。
【神前式】三々九度の「杯・盃」の意味は?
まずご紹介するのは、三々九度の道具
「杯・盃(さかずき)」の意味。
三々九度は大きさの違う三つの杯を使って
お酒を飲みますが、それぞれのサイズの杯は、
現在過去未来….の時間軸を表す意味をそれぞれ持っています。
小さい杯:過去を意味するもの。
先祖に向けた新郎新婦の巡り合わせの感謝の意味が込められている。
中くらいの杯:現在を意味するもの。
二人で末永く、力を合わせて生きていく意味が込められている。
大きい杯:未来を意味するもの。
両家の安泰(あんたい)と子孫繁栄の意味が込められている。
また、これらの三つの杯にはそれぞれ
「人」「地」「天」を表しているという意味もある。
【神前式】三々九度はどんな流れで行うの?
次に、三々九度のやり方をご紹介します。
①巫女さんがお銚子から神酒(みき)を
三回に分けて一つの杯に注ぐ
②三回に分けて神酒を口にする
③1と2を順番通りに繰り返す
《順番》
一の杯(小):新郎➡新婦➡新郎
二の杯(中):新婦➡新郎➡新婦
三の杯(大):新郎➡新婦➡新郎
三回に分けて飲むことにも意味があり、
一口目は神へ、二口目は家族へ、三口目はゲストへの
感謝と誓いが込められています。
飲むときは三回に分けて少しずつ飲む方法と、
一口目と二口目は口をつけるだけで三口目に
飲む方法があり、どちらの飲み方でもOK。
「三つの杯を使って、三回で注ぎ、三回で飲み、
新郎新婦合わせて合計九回神酒を飲む」なので、
三々九度と言われているんですね。
三々九度は全て割り切れない数字
「奇数」を使っていることも、伝統的な儀式の特徴です。
また、合計九回飲むのが正式とされていますが、
最近ではそれぞれの杯で最後の一回は
省略され合計六回になることも多いそう。
神酒を一つの器で交互飲むことにより、
固い絆を結び一生苦楽を共にするという誓いを意味しているそうです。
三々九度を綺麗に行うポイント①杯をきちんと口まで持って行く
袖が重く、上に上げるのが辛いため、
ついつい、お行儀悪く口を杯の方に持って行ってしまいがち。
口を杯の方に持って行くと猫背になってしまって、美しくありません。
本番はしっかりと腕を上げ、姿勢は真っすぐのまま口まで持っていきましょう。
三々九度を綺麗に行うポイント②指を揃える
三々九度を行うときは、指を揃えて杯を持つようにしましょう。
持ち方は、親指を手前にして残りの指は反対側。
親指以外の指と指の間に隙間が出来てしまったり、
持ち方が違ったりすると綺麗に見えないので、
しっかりと指を揃えることと持ち方を意識しましょう。
いかがでしょうか???
日本の古来から伝わる神様に見守られた
厳かな式だからこそ、
お二人が一緒になる・結婚するという意識が高まり
見ているゲストの皆様もきっと感動をよぶでしょう(^^♪
ぜひ、シュッとした佇まいで臨んでくださいね。
湘南ウェディングカウンタ― 友永